道化師という生き方 YAMAブログ

クラウンYAMAのblog クラウンYAMAとはロシア国立モスクワサーカス学校でクラウンを学び、その後BP ZOOMに師事。イベントやって舞台にて活躍 。最近は役者として芝居にも参加

意識改革

ここ何年か前から児童演劇に関わっている

何作品か出させて頂いている

 

僕自身は

話が来た芝居の仕事は意味があると思い受けていた

最初は珍獣だと考えていた

演劇界にいなかったタイプ(曲芸も出来る)だから重宝されている

しかし

曲芸やらない役も来る

はて、何でだろう?

 

もっと大きな役割があるのではないか

それは児童演劇の意識改革

 

児童演劇って大変なんです

出演料安い、稽古時は稽古料出ない、経費安くする為にみんなで車移動とか旅館の大部屋泊まりとか

当日仕込み、本番、バラして移動

などなど

 

希望を持って入った若者が辛くなって2〜3年で辞める。だから児童演劇界って若者の入れ替え激しいですよ。

しかしずっとこうやって来たからおかしいと気付いてない劇団の人が多い

 

『普通じゃないですよ』

 

と伝える役目なんじゃないかと思いだした

 

最近

老舗劇団の代表の方が『役者が仕込み、本番、バラし移動は大変、何とかならないかな』とSNSに書いていた

そのコメントに

『大変ですが子ども達の為に頑張ってください』

 

周りも普通じゃないと思っていない

ヤル気搾取じゃないですか

 

好きでやってるんでしょ、子ども達のためでしょ、安くても頑張りなさい

こんなんじゃ続かないよ未来ないよ

 

また最近全児演がこんなメッセージを出した

(僕も加盟しているが発表されてから知った)

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文字が小さく見にくくて申し訳ありません

内容は学校の演劇鑑賞も減りおやこ劇場も小さな作品ばかり取るようになった

しかし

生の舞台、演劇は必要だよ、もっと場を作ろう

という内容

 

言っている事には賛成

児童演劇が知られてないのなら知って貰えるようにしていかないといけない

その通り

 

ただなぜディズニーやUSJを引き合いに出すのか

それも自分達のが優れているのに!みたいな文面で…。

だからダメなんだよと思った

(大声で言う勇気はまだないが)

 

他を下げる必要はない

自分達を上げればよいだけじゃないか

それに

ディズニーで働いていた僕としてはディズニーにいた頃も今も作品への取り組みは変わらないよと言いたい

 

見る人にとって魅力的なのはどっち!という事

簡単に言えばディズニーより魅力的になれば良いのだよ

 

児童演劇は意識改革が必要な時期じゃないかな